平成29年5月 第1号
3月決算法人の平成30年3月期決算の留意点
税務部門 スタッフ 三上 智
今回のTSKNEWSでは、平成30年3月期の決算に向けた留意点をご紹介します。
留意点➊ 申告期限の延長
会計監査人を置いている場合で、かつ、定款等の定めにより各事業年度終了の日の翌日から3か月以内に、決算についての定時総会が招集されない状況にあると認められる場合に受けられます。ただし、決算日後6か月以内が限度です。
留意点❷ 所得拡大促進税制の見直し
平成29年度税制改正により、所得拡大促進税制の見直しが行われました。これにより適用の可否と税額控除金額に関して、表①のフローチャートを参照してください。（用語の説明を表②に記載し、税額控除の限度額を表③に記載します）
留意点❸ 外形標準課税の拡大に伴う負担変動の軽減措置
法人事業税額から表④に基づく計算により一定額の税額控除が受けられます。適用要件に関しては表④に記載します。
<執筆者紹介>
税務部門／スタッフ 三上 智
上場企業の関係会社及び中小企業を中心に決算業務、申告書の作成、税務相談業務に従事。
Column
銀座から日本橋に事務所を移転して、一年経ちました。
この一年、何事もなく業務に邁進できたのも、日頃より支えてくださる皆様のお力添えがあったからだと思います。古き良き街並みを残しつつ、商業開発を続ける不易流行のこの街は、銀座とはまた違った居心地の良さを感じさせてくれます。
弊事務所もこれまで積み上げてきた４０年以上の歴史を大切にしながら、新しい取り組みにも果敢にチャレンジし、皆様のご期待に沿えるよう、より一層の努力を重ねてまいります。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
